2008-01-01から1年間の記事一覧

針聞書

ナマズと地震の話の中で「長虫」にたびたび言及したが、「虫」について面白い本がある。『針聞書』 虫の知らせ作者: 笠井昌昭,長野仁,ジェイ・キャスト,茂利勝彦出版社/メーカー: ジェイ・キャスト発売日: 2007/11/01メディア: 単行本(ソフトカバー) クリ…

続・ナマズと地震と要石

ナマズ伝承の発生時期 ナマズと地震の関連についてもう少し掘り下げてみる。まず、ナマズと地震が結びついた時期について、鳥獣戯画がヒントにならないだろうかというアドバイスをいただいた。 鳥獣戯画は鳥羽僧正覚猷の作と伝えられる古い絵巻で、成立は平…

ナマズと地震と要石

ナマズが騒ぐと地震が起きる、という伝承があるが、これ一概にただの迷信と切り捨てられる話でもない。 実際、ナマズの活動を観察し、地震との関連性を真面目に研究している人たちもいる。 なんらかの地震の前触れを察知してナマズが騒ぐというのはあり得な…

オタマジャクシの語源

先日、オタマジャクシを捕まえてきた。 うちの家の庭には生意気にも小さな池があるのだが、そこでカエルを育てようという企みに基づくものである。何故にカエルを……と言うとこれまたいくつか理由がある。 一つにはカエルが好きだということ。 それから蚊の発…

水滸伝(北方謙三)

一日一冊ペースで本について書いていったらさすがにもたないけども(^^; まぁ、しばらくは書くものがあるだろう。集英社文庫 水滸伝BOX作者: 北方謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/04/01メディア: 文庫 クリック: 27回この商品を含むブログ (22件…

家族狩り(天童荒太)

本当は日記を書くように言われてるんだけど、日常生活をさらすのは抵抗があるのでいろいろと本のレビューでも書こうかと。いろいろ好きな本はあるので、最初に何を書こうか迷ったけど、真面目なところから。 5部作モノです。幻世(まぼろよ)の祈り―家族狩り〈…

サソリ現物

久しぶりに見てみたらだいぶ色あせて薄くなってました。 まだかろうじてサソリだと判別できるけど、消えるのは時間の問題。

「白いサソリ」の反省

リレー小説の続きを書いてみた。 前回書いてから20日近く経っていたので、前書いたときのことはすっかり頭になくなってた……。 リレー小説の練習にはなったっぽい。初回では意図していなかったけど、今回のでホラーもしくはサスペンスっぽい方向性になってき…

白いサソリ(2)

村瀬は思わず地面にかがみこみ、白いサソリのマークを見つめずにはおれなかった。傘がぶれてスーツが濡れることも忘れた。 サソリは左向きで、手のひらくらいのサイズだ。本物よりもやや大きめのハサミを持ち、振り上げた尻尾の毒針はまがまがしい曲線で描か…

現状

えー・・・・。とりあえず、1日1課題は無理だということがわかりました(^^; UPできるようなものを1日で仕上げることができません・・・って普通そうだよねぇ?違うのかな。 サボってるようにしか見えないと思いますが、単にまとまらないのでUPして…

第四回課題:BGM物語

さぼったさぼった(^^; ちょっと色々あってバタバタしていたせいもあるが、見事に三日坊主状態。 継続が大事と言いつつこれだからマズイな。 気を取り直して再開しよう。4回目の課題だが、BGMから物語を作るというものだ。まず3種類の音楽を用意する。 …

「生まれた場所」の反省

今日は一応・・・書きあがった(^^; 書く内容がわかってるからってのもあるけど・・・。描写ができているかというと、うーん、なんとも難しい。 覚えている限りのことを文章にはしたが、その記憶の空気感とでも言うか、雰囲気がどこまで表現できているか…

生まれた場所

「お前はここで生まれたんだ」 そう言いながら兄が日本地図を指差す。海は青く、陸地は薄茶色と緑色で塗られている、カラー印刷の日本全図だ。 地図が貼ってある壁のすぐ隣は大きな窓になっていて、真っ白で暖かい光が部屋を明るくしている。窓の下半分は曇…

第三回課題:記憶の描写

書くスピードにも徐々に気をつけるようにしつつ、とりあえず今日は第三課題だ。 三番目の課題は「最初の記憶を書く」ことだ。 つまり最も古い記憶、自分が生まれた後に最初に覚えていることを文章にする。 ポイントはあくまでも記憶のイメージを描画すること…

むしる兄弟(1)

「もう、むしり疲れた……」を使った断片小説。 まずは反省から・・・。 って、まだ書き終わってないし(><あくまでも自分の文章力を磨くための課題であって、公開そのものを目的としていないため、投稿できなかったことについては、悔しいが止むを得ない。 …

第二回課題:断片小説

二日目の課題に取り組むことにする。二日目の課題は、文章の断片からお話を組み立てる練習である。 ある意味、リレー小説と似ている。 何でもいいんだが、どこからか文章の断片を探してきて、その前後を自由に付けたし、一つのお話を作る。 文章の断片は丸ご…

白いサソリ(1)

村瀬が最初にサソリを見たのは、桜の花が雨に散らされる夜のことだった。 サソリは街灯の光に照らされ、白く浮き上がっていた。 雨で濡れていたこともあったのだろう、普段だったらアスファルトに溶け込んでいて見えなかったかもしれない。村瀬がそれに気づ…

第一回課題:リレー小説

ってことで日記がてら文章の練習をしていくんだけども、どうやるか。 あっしのお気に入りの出版社の一つ、幻冬舎の新書で出ている『2週間で小説を書く!』(清水良典)に紹介されているトレーニング法を片っ端からやってみることにする。2週間で小説を書く! (…

言葉

文章の勉強をしてみたい。先日の愛犬セーターの記事でも痛感したことだが、やはり言葉には強い力がある。 単なる線と点の羅列に過ぎない文字というものが、どういうわけだか人々を楽しくさせたり、悲しませたり、怒らせたりする。 目に見えない不思議な力が…