家族を火事から救ったワンコ!「恩返し犬」として有名に

http://www.excite.co.jp/News/column/20100308/Rocketnews24_26706.html
2010年3月8日 09時25分
電気コンセントが加熱し火災になる直前に、飼い犬が異変を報せて惨事を免れたと、tri-cityherald.comが報じている。家族を救ったのは1匹のダックスフント。この犬は、子犬の時に川を漂流しているところを助けられており、『恩返し犬』として評判を呼んでいる。

このニュースは、米ワシントン州、北米先住民チヌーク族の居住区のトレーラーハウスで起こった。隣同士に住むアーカート一家とハントレー一家は普段からお互いの家を行き来する、親しい間柄。
 
2 月21日(現地時間)深夜、ハントレー家の娘カレンが飼っているダックスフントジョジョが何度も外に出て来ることに、アーカート夫妻は気付いた。「ジョジョの言うことなら何でも分かる。でも、その時は何を伝えたいのか全然分からなかった」と夫人は語った。ジョジョが戸惑っているように感じた夫人は、隣の家の様子を見に行くことにした。この日はたまたまハントレー夫妻は外出しており、家には娘のカレンしかいないはずだった。もしも何かあったらと思い、夫人は深夜のハントレー家に訪問した。外に出ていたジョジョの後を追って部屋に入ると、ベッドで眠るカレンを起こそうと、ジョジョが必死にその背中を押していた。そして、部屋にはゴムの焼けるような強烈な異臭が充満しており、壁のコンセントが赤く加熱しているのが見受けられた。夫人は慌ててカレンを起こし、外に飛び出した。続いて自宅に戻り家族を起こして、主人と3人の子供、そして2匹の猫を抱えて、外に出た。2軒は隣合っており、カレンの部屋はアーカート家の真横に位置していたのだ。
 
すぐさま消防車が駆けつけたが、幸い出火せずに、コンセントが焼け焦げただけで事態は収まった。そのコンセントは使えなくなってしまったが、ジョジョの活躍により火災を免れたのだ。
 
ジョジョは子犬の時にアーカート夫妻によって拾われていた。近所の公園を流れる川にジョジョが流されているのを、夫妻が助けたのだという。後にカレンが面倒を見るようになった。今回のジョジョの活躍は『犬の恩返し』として話題を呼んでいる。